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2018
06.19

歌舞伎講座~③ 埼玉と芸能

Category: 歌舞伎
我が地元にもなりました埼玉についてあまり詳しくないのですが~
今回の歌舞伎講座で新たに教えていただいた事記録しておきます

『竹間沢車人形』
幕末間近の安政年間に埼玉県入間郡三好町大字竹間沢の
前田家に伝わった人形芝居だそうです
この人形芝居の特色は大型の人形を一人で操ることと
ケツグルマと呼ばれるろくろ車に人形遣いが腰を掛け、人形を自在に操ることです
そのために舞台上の動きは早いそうですよ
文楽は三人の人で操ることに比べると、人形と一体化が見られるようですね
初代から二代目までは流行りましたが、大正時代には衰退し一時すたれたようです
しかし、断絶した車人形を昭和46年に埼玉県教育委員会の人形芝居緊急調査で
発見されるといういきさつがありましした

『小鹿野歌舞伎』
今から二百数十年前の江戸の中頃に始められました
文化・文政期(1804~30)に活躍した坂東彦五郎が一座芝居を組織し
その後いくつかの座に引き継がれ、小鹿野の大和座は長瀞の和泉座とともに
明治・大正期に歌舞伎の最盛期を作り、秩父のみでなく群馬県まで興行したとか
衰退期を経て、昭和48年に小鹿野歌舞伎保存会が結成され
昭和50年に埼玉県指定無形文化財の保持団体として指定を受けています
女歌舞伎や子供歌舞伎など多彩で豊富な演目があります
年六回もの公演があるそうです
そして小鹿野子供歌舞伎はロシアにての公演が決まっているそうです

『横瀬人形芝居』
安政年間に江戸の説経師が数回にわたり秩父で湯治をしたときに覚えて
江戸で人形の頭を求め説経師に合わせて演じる形で広めたとされています
人形は豆人形といわれる小さなもので一人使いです
右手で頭と手を遣い左手で顔の表情や着物の裾裁きをします
これが茶の湯の「ふくささばき」に似ていることから「袱紗人形」とも呼ばれます
衰退期を迎え昭和に入り秩父織物の宣伝と結びつき、東京や名古屋などでも公演しています
廻り舞台も持ち宮大工・荒木和泉の作と言われています
水引幕は秩父織物のものです

『秩父の夜祭』
これに関しては全国的にも有名なものなので詳細は省きますが
兎に角冬の名物ともいえるもので、絢爛豪華な歌舞伎の屋台の上
冬の夜空に大輪の花火が上がると、祭りは最高潮となるそうです
ほとんどTV映像でしか見たことがありません

埼玉に住みながら、いずれも未だ見ていないのは残念ですが
これらの予備知識があると~実際に見るときの感動は倍増するかも~♪




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2018
06.18

歌舞伎講座~③最終日

Category: 歌舞伎
今回の歌舞伎講座も本日で最終回です、皆勤~💮

歌舞伎十八番は「荒事」と言われる時代劇のものですが
別に「世話物」と言われるものがあります
江戸時代の人にとっては゛現代劇」のものになります
例えば『白波五人男』・『切られの与三郎』・髪結新三』など
町人が主人公で世相や風俗を表しているので、それを見て「あるある」と共感
「荒事」のほうは武士などが主人公で、あこがれのように見ている場合もあります

また、和事と呼ばれるものがありまして
上方(関西)で上演された世話物です
江戸時代は参勤交代の影響で、関西なども武士は一年の半分は江戸へ
そうすると勇ましい男たちは上方には不在になり
武家社会ではなく商人の社会でもあり、女たちは圧倒的に多い人口の割合であった
文楽の発祥の地でもある上方から歌舞伎に移された作品で
心中ものなどが多い特徴があります
「廓文章」・「曽根崎心中」などで、はんなりした男の姿が描かれている

濱口先生の語り口はなれると聞きやすいものです
前半であらすじ、後半はDVDの解説も場面ごとでパーポイント活用しながら
分かり易い構成となっています
早稲田大学でも講師として活躍されていますので、資料もふんだんですね

最終日はプラスアルファの講義ありましたが
長くなりそうなので明日に続けます
(忘備録なので~記載しておきます)

さて、朝の大阪での地震にはびっくりしましたし
阪神・淡路の震災を鮮明に思い出しました
被害にあわれて亡くなられた方もいらっしゃるとの事
心よりご冥福を祈ります
そして余震などが続きませんように祈ります




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2018
05.21

歌舞伎講座~③

Category: 歌舞伎
来月の国立劇場の歌舞伎鑑賞教室のチケット本日いただきました

『連獅子』これは映像などでもよく見かける演目ですね
親獅子が中村又五郎・仔獅子が中村歌昇となります
親獅子が仔獅子を谷に突き落とし、駆け上がってきた子だけを育てるという
『獅子の子落とし」の故事を描いたり踊りとなっています

親獅子は白・仔獅子が赤い長毛をつけ振り回す
良く色々な公演でも見かけますが、息があっていると圧巻ですよね
それを生で観られるお楽しみができました

本日の講座はこれまでの続き「歌舞伎十八番」から『助六』です
黒い着物姿に紫色の鉢巻きを巻いて、腰に尺八を差しています
それと傘と黄色の足袋に着物の裾には赤い裾よけが見えています
兎に角雰囲気も色っぽいのですが、演じる團十郎さん(海老蔵さんの父上)も
何かしら醸し出しているような~平成十五年のものでした
多分、海老蔵さんですと妖艶さが加わっているのかもしれませんね
写真では見かけたことがあります

吉原での伊達男といけ好かないそれに相反した男と恋のさや当て的な?
太夫の揚巻は助六大好きで、いけ好かない男には見向きもしませんが~
ストーリーはかいつまむと「曽我の十郎・五郎の仇討」がベースにあります
講座の前半でストーリーと見どころを講師が説明
休憩はさんで後半にDVDを見ながらの講義
これがあるのでとても分かり易いです
講師の濱口先生の説明も、とても分かり易くて歌舞伎が身近に感じます

前にもかいたかもしれませんが、あの『助六寿司』は
この助六の黒い衣装が海苔巻きで、揚巻の華やかな衣装がお稲荷さんだと
海苔巻きの中に色とりどりの具材が助六をしっかり表現わしていますね
お稲荷さんの艶やかさも同じかもしれません

助六さんが登場する場面は、花道での踊りともつかぬ表現なのですが
花道間際のお客様にとっては至福の時のように見えました
役者さんの息遣いも汗もすべてを感じ取れる最高の舞台を
通常より長い花道での演技をまじかに見て感じて、うっとりして~
「助六」の演目では是非、花道席のお求めを~♪










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2018
05.07

歌舞伎講座~②

Category: 歌舞伎
今期の歌舞伎講座は「市川宗家歌舞伎十八番」からテーマが選ばれてまして
本日の演目は「鳴神・なるがみ」と「外郎売・ういろううり」の二つです
どちらかというと「外郎売」の方が格段に面白かったです
「鳴神」もちょっと歌舞伎では珍しくセクシーな場面もありましたよ(笑)

外郎売のDVDは平成18年の五月
歌舞伎座では現在「團菊祭」が行われていますが
丁度12年前のものになりますね
海老蔵さんのお父さんの亡き團十郎さんが外郎売に扮してました
そして~この時は病床に倒れた團十郎さんが闘病後の復帰第一作目でした
一年間の辛い闘病生活を送られたとは思えないほどの力強さで演じられてました

演目の中での劇中劇のような感じで、唐突に團十郎さんの口上があり
病に伏したけれど、皆様方の励ましのお手紙などで勇気づけられ
こうして舞台に立つことができましたことを感謝申し上げます、と
綺麗な口跡で述べられ、また菊五郎さんがそれを後押しする口上を重ねて述べ
かなり華やかな舞台であっただろうと思われました

講座を受けている方たちが一番感心したのは
外郎売の早口言葉です、アナウンサーの方たちが必修になっている
早口言葉の中にも含まれていまして、古舘伊知郎さんや安住紳一郎さんのもの
観たことがありますが、とても難しいものですよね
それを團十郎さん復帰第一作目で、流れよく聴くものを唸らせるほどのものでしたよ

兎に角、本日の講座かなり楽しめて~次回への期待も大になりました
六月には国立劇場で生の舞台を見る予定です、課外講座となります

注)ういろうは現在名古屋で有名なお菓子とは違います
小田原産のお薬です(印籠に入れて持ち歩いていた)








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2018
04.23

第三回 歌舞伎講座

Category: 歌舞伎
今年第三回目となる楽しみにしていた講座
現役で活躍する歌舞伎イヤホンガイド解説者が
映像や貴重な資料を使い、伝統芸能の魅力や歌舞伎の歴史
楽しみ方、舞台鑑賞までをわかりやすく伝えてくれます

kabuki.jpg

今回は市川宗家の十八番となる「歌舞伎十八番」を取り上げたものです
三回目ともなると、講師にかなり親しみを感じまして
前半の講義と休憩はさんでのDVDでの解説も、随所にクスクスの部分がありで
今回も50名の募集にすぐ定員になったそうです

初回は「暫」と思いきや「毛抜」という演目でした
講師曰くフェイントをかけたそうですよ~私たちにはわからないフェイントだったかも?

歌舞伎十八番は七世市川團十郎が制定した十八の演目をいう
七世團十郎は、1832年に当時の海老蔵に八世團十郎を襲名させ
自分は海老蔵と改名したときに配った刷り物で
「歌舞伎十八番狂言組十八番」と題して十八種の名目を掲げました
十八番を「おはこ」とも言います~その家の得意芸とされています

歌舞伎の演目はパソコンで変換できにくいものが多く
習ったものだけに絞って、こちらに記録として残します
今日は「毛抜」
★江戸時代は男性はひげを剃らなかったとか…
毛抜きで朝晩抜いていたそうですよ
その毛抜きにまつわる演目で、平成17年に演じられたものでした

お家騒動あり、男妾にまつわるものありと内容は豊富なのですが
科学的なもの磁石とかが物語の中でリアルに出てきて
知らないお話でしたが、とても楽しめました
後半のDVDの時にも解説はいるので分かり易いですね

しかし~今日は寒かった、昨日29度だったに…今日は19度
だけど楽しめたので良かったと思いましょう(^_-)-☆

十八番は
こちら



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